神去なあなあ夜話

三浦しをん

神去なあなあ日常』の続編です。(夜話だけに少々大人の雰囲気ですが)

勇気も二十歳になり、山仕事にも村の生活にもすっかり慣れたみたいです。
直紀さんとの恋の行方は?むふふ。秘密。読んでのお楽しみってことで

前作に引き続き、おもしろかったなあ。ほぼ一気読みでした。
三浦しをん、また取材に行ったのかなあ。(旧)美杉村に。
山の中とか景色の描写を読むと、ありありとその光景が目に浮かびますよ。ほんとに上手い。匂いもしそうなくらい。
しかも名古屋の駅前が出てきて「おぉ!」と、親近感。


『なあなあ日常』の感想にも書いたかもしれませんが、父も母も実家がド田舎で、私もよく山や川で遊びました。
鉄塔の周りがシダだらけ、と読んで「ああ、あそこもそうだったなあ」とか、山の匂いを思い出したりとか。
山に行きたくなりました。登山する山じゃなく、観光地でもなんでもない山に。