#小説

あきない世傳 金と銀5

発売日を忘れていて、昨日買って来ました。 オリンピックで忙しいのにー、とブツブツ言いながら読んじゃいました。 何を書いてもネタバレになっちゃうなあ。 幸の商才は相変わらずです。私もそれ欲しい、って思っちゃう。 この先どうなるのかな。早く次が読…

遠い唇

北村薫著 あれ?こんなの出てたっけ?と本屋さんで発見。 いろんなところで発表したものをまとめた感じの日常の謎的短編集。 宇宙人が日本の文学作品を読み解く『解釈』が北村さんらしくて面白かった。 あと、巫弓彦の名前が出てくる『ビスケット』。誰だっ…

神さまたちの遊ぶ庭

宮下奈都著 北海道に家族で山村留学されてた、との情報は入手していたのですが、こんな大自然の中だったとは! 子供のうちにこんなところで過ごしてみたかったなあ。学校もめちゃめちゃ楽しそう! もちろん、楽しいことばかりではなくて教育の問題や生活の不…

盤上のアルファ

塩田武士著 ひそかに推し続けてきた塩田さん。 なんと!本屋大賞の候補に『罪の声』が挙がっていてびっくりしたのです。素直に嬉しいです。 大賞になるとは考えにくいのですが(←失礼。でもほら、知名度がまだそれほどね)、多くの人が塩田武士という作家に…

中野のお父さん

北村薫著 久しぶりに公共図書館に行ってきました。 チェックしたのは、川上弘美・北村薫・塩田武士・梨木香歩・三崎亜記・宮下奈都・宮部みゆきの棚。 まあ新刊は予約殺到で当分借りられない作家さんばかりですけどね。 『中野のお父さん』は2015年発行の短…

暮しの手帖77

連日の更新です。←暇なんです。 『暮しの手帖』を超久しぶりに購入しました。 広告がなくて好きなのですけど、 ◎1000円近くする ◎読みたいと思う記事が揃うことがまれ ◎雑誌を買う習慣がない との理由から、普段は購入しないのですね。 最新号は、【家でおい…

かたづの!

中島京子 著 評判など、なんの情報も入れずに読みました。時代物ファンタジーなんですね。 一本角のカモシカと、八戸氏第二十一代当主となった祢々の友情(?)の物語…と説明すればよいのだろうか。祢々の生涯を描いたファンタジー?と説明するのも違う気が…

蓮花の契り出世花

高田郁 著 ブロ友さんのレビューで続編が出ていたことを知り、本屋さんへゴー! ちょっとだけ読むつもりが、、、全部読んでしまいました。 今で言うところの「おくりびと」。亡きがらを湯潅して送り出す、三昧聖のお縁。 三昧聖として生きていく、と心に決め…

アイネクライネナハトムジーク

伊坂幸太郎 著 読み始めてしばらくして、伊坂さんには珍しい恋愛ものだ、と気付きました。 最後にあとがきを読んで、そういうことか!と納得。 恋愛もの、これからもたまには書いてくれてもいいよ?(笑) 伊坂さんらしく、短編の登場人物が何かしら関係ある…

考えの整頓

佐藤雅彦 著 Eテレの番組『ピタゴラスイッチ』『2355』『0655』などの企画・監修を手がける佐藤さんが、雑誌『暮しの手帖』に連載した文章をまとめたものです。 上記の番組が大好きで、暮しの手帖も好きな私。 佐藤さんが両方に関わっているのは知…

天の梯

高田郁 著 みをつくし料理帖シリーズ、最終巻です。 待ちに待った発売日、台風の影響で大雨特別警報が発令された地におりまして、書店に行けず…。 翌日、自宅近所の書店で購入しました。 ついに…終わりか、と読む前から感慨にふけり、すぐには読み始めること…

美雪晴れ

高田郁 著 オリンピック中に新刊が出ていたのを、全く知りませんでした! kyonさんありがとうございます! みをつくし料理帖シリーズも第九弾。しかも!次が最終巻とは…。 どのような料理人になりたいのか、自分のことなのに分からず、澪は悩みます。 料理と…

聖なる怠け者の冒険

森見登美彦 著 森見さんの長編。新聞に掲載されていたものを大幅改稿したもの(ご本人は書き直したとおっしゃってますね)。 舞台は京都。『宵山万華鏡』に似た感じ(シンクロするところもあります)の宵山の日の摩訶不思議なるお話です。『有頂天家族』も先に読…

ジヴェルニーの食卓

原田マハ 著 マティス・ドガ・セザンヌ・モネ、彼らに関わった女性が語る形で書かれた、4編の短編集です。 これが印象派、と意識して絵画を見ているわけではありませんでしたが、印象派がどういうものかがちょっとだけ分かった気がします(美術史が頭に入っ…

キアズマ

近藤史恵 著 サクリファイスシリーズ。 大学の自転車部に、ある事件がきっかけで入ることになってしまった正樹。あっという間に自転車にのめり込み、生活も変わっていきます。しかし、あるレースでの出来事が彼を打ちのめし‥‥。 ずいぶんと前によんだ『サク…

桜ほうさら

宮部みゆき 著 宮部さんの時代もの、やっぱり好きだなー。 なんだろう。主人公もいいんだけど、周りの人々もいいんだよね(もちろん悪役もいるけど)。生き生きしてて。 で、ミステリーなんだよね。しかも読んだ後で、「そういえばミステリーだった!」って気…

信長の二十四時間

富樫倫太郎 著 信長が命を落とした本能寺の変。 最後の二十四時間、信長は何を考えていたのか?一体、誰が信長を殺したのか? 信長の遺体が見つからなかったため、いくつかの説があり、数多の作家が取り上げてきた本能寺の変の背景。 こちらの説もなかなか面…

玉磨き

三崎亜記 著 三崎さんの新刊を読み始めるたびにドキドキするのです。しばらく読んで、「やっぱり三崎ワールドだ!」と安心するのですよねー。 この作品も三崎ワールドです。 「歩行技師!久しぶり」とか「出た。列車消失事件」とかね。思わずニヤリとしてし…

ソロモンの偽証

第一部 事件 第二部 決意 第三部 法廷 宮部みゆき 著 やっと、やっと読み終えました。 いやー、宮部みゆきってすごいね。すごい。久しぶりに見直しました。←何様。 完全に代表作になりましたよね。これ。 読みごたえのあるいい作品です。 あらすじを書くとど…

さいはての彼女

原田マハ 著 文庫の短編集です。旅のお供に良さそうな内容と薄さ。 私は最初と最後のお話が好き。 北海道に行きたくなりました。 原田さんの最近の作品は、読後感が爽やかでわりと好きです。 全く関係ないのですが、冬からずっと温泉に行きたいと思ってまし…

なでし子物語

伊吹有喜 著 電車の中で読み始めたのですが、早々に断念。 人前で読んじゃだめでした。 耀子、小学校4年生。母に捨てられ、学校にも居場所はない。 訳もわからず連れて来られた静岡の山中のお屋敷。ここで耀子の新たな人生が始まります。 何度涙があふれて…

神去なあなあ夜話

三浦しをん 著 『神去なあなあ日常』の続編です。(夜話だけに少々大人の雰囲気ですが) 勇気も二十歳になり、山仕事にも村の生活にもすっかり慣れたみたいです。 直紀さんとの恋の行方は?むふふ。秘密。読んでのお楽しみってことで 前作に引き続き、おもしろ…

雪と珊瑚と

梨木香歩 著 予約した本が、怒涛のように手元に来る予定(ほんとにヤバいです‥‥)。 梨木香歩さんも好きな小説家の一人。昨年出版の最新刊です。 シングルマザーの珊瑚。 娘と二人、ただ生きていくだけで精一杯だった彼女が、出会った人たちからいろんな刺激を…

僕らのごはんは明日で待ってる

瀬尾まいこ著 最近、市の図書館によく行くようになりました。なぜなら、携帯から予約や貸出延長手続きが出来るようになったのを知ったからです。 そんな訳で、気になっていた本をどんどん読んでいる今日このごろ。 瀬尾さんは好きな作家の一人です。 この作…

終わらない歌

超!久々に読んだ本のご紹介! 『終わらない歌』宮下奈都 著 『よろこびの歌』のその後を描いてあって、ずっと読みたかったんです。 宮下さん、音楽が大好きなんだろうなー。しかも幅広いジャンルの。 いい音楽を聴いた時の気持ち、心がパアッと広がる感じの…

東雲の途

あさのあつこ著 (しののめのみち、と読みます) 『弥勒の月』シリーズ完結編。 『No.6』や『バッテリー』でおなじみの、あさのあつこ。 私としては、作品によって好き嫌いが分かれる作家です。 同じシリーズの中でも、『弥勒の月』『夜叉桜』は好きですが…

バイバイ、ブラックバード

伊坂幸太郎 著 久々の読んだ本です。 (いろいろ読んでるのですが、感想を書いてないだけですよ~) 伊坂幸太郎、ずっと気になっていたんですけどね。なんとなくきっかけがなくて、読まずにいました。 なかなかいいです。 ダークな作品を書くイメージだったの…

本屋大賞決定

三浦しをんさんの『舟を編む』が大賞! 私も大好きな小説なので、なんの異論もありません。 めでたい。 『人質の朗読会』が意外に評価低くて、『くちびるに歌を』が意外に評価高くて、ちょっと驚きです。 万人受け、という観点だと無理もないかな。 こうなる…

夏天の虹

高田 郁 著 待ちに待った、みをつくし料理帖シリーズ第7弾。 仕事帰りに買って帰って来まして、着替えもしないまま、「ちょっとだけ」と読み始めたらもう止まらなくなってしまいました。 今回はもう号泣です。 今思い出しても泣けるくらい。 読んでて辛いよ…

本屋大賞

今回のノミネート作品の内、半分の5冊は既読です。 珍しく割合高し。 私的には、『舟を編む』と『人質の朗読会』の一騎打ちですね。 僅差で『人質の朗読会』かなあ。 『舟を編む』はすごく好きなんですよ。辞書、っていうテーマがもう素晴らしい!し、読ん…