東雲の途

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あさのあつこ
(しののめのみち、と読みます)
弥勒の月』シリーズ完結編。

『No.6』や『バッテリー』でおなじみの、あさのあつこ
私としては、作品によって好き嫌いが分かれる作家です。
同じシリーズの中でも、『弥勒の月』『夜叉桜』は好きですが、『木練柿』はあんまり‥‥。


読む予定の方は注意!
ネタバレあり!





完結編と知らなかったので、読んでる途中で、もしかして終わりに向かってる?と気付きました。
ちょっと拍子抜け、という感じですね。政治的なゴタゴタがあったりしたのですが、「それで丸く納まっちゃうんだ?」と思いました。
『MANZAI』みたいに、ダラダラと続いちゃって収拾つかなくなって突然終わり、よりはましかな。

あさのさんは、終わり方をもうちょっと考えた方がいいと思うなあ。着地点を決めて書いてない印象を受けるけど。
終わり方が強引だと、「アニメ化の都合?(No.6)」とか裏読んじゃう。
↑目線が冷たいですね(-.-;)でも、嫌いじゃないから言うんですよー。
題材や登場人物は面白いのだから、
物語を広げ過ぎる→中だるみ→収拾つかなくなる
ってのは、もったいない!
期待した読者をガッカリさせないでー、と思います。