ジヴェルニーの食卓

原田マハ

マティスドガセザンヌ・モネ、彼らに関わった女性が語る形で書かれた、4編の短編集です。

これが印象派、と意識して絵画を見ているわけではありませんでしたが、印象派がどういうものかがちょっとだけ分かった気がします(美術史が頭に入っていると本当はもっと面白い、と分かってはいるのですが‥‥世界史苦手)。

4編の中でも、やはり表題作の『ジヴェルニーの食卓』は興味深く読みました。

オランジュリー美術館で睡蓮を見た時の衝撃から、「いつかジヴェルニーに行ってみたい」と心の奥深くで思っていたのですが‥‥やっぱり行ってみたい!睡蓮の咲く頃に。

しかし、食卓に登場するメニューもとっても美味しそうなんですよ。
“食前酒 ポモード・ノルマンディー”(←りんご酒)とか、
“主菜 オマール海老のアメリケーヌボルドー風きのこのソテー添え”とかとか。
お腹すいちゃう‥‥ので、読むのは是非食後に。