氷の仮面

塩田武士 著

最近、本当に全然本が読めない。
余裕がないというか、何と言うか、読む時間が作れないんです。
読みたい本が増えていくばかりです。

塩田さんの本も何冊か溜まってまして、そのうちの一冊。

男の子なのに女の子の心を持つ翔太郎。楽しみは、こっそり姉の服を着ること、女の子の自分を空想すること。
友達と同じものに興味を持てなかったり、「気持ち悪い」といじめのターゲットにされたり、女の子として生きられないことへのもどかしさがリアルに描かれていて心が痛みます。
(ネタバレになるので、この辺りまで)

いろんなマイノリティーの方の気持ちをいろんな媒体で知る度に、 もっと皆が生きやすい世の中にならないのだろうかと考えます。
誰にもマイノリティーの部分ってあると思うから、もっと寛大になった方が楽に生きられるよね、と思います。

次は、三崎亜記『ターミナルタウン』を読む予定です。