舟を編む

三浦しをん

出版社玄武書房で、辞書『大渡海』編纂に携わる人々を描いた、三浦しをん最新刊。

私は子供の頃、辞書を読むのが好きでした。宿題をしていても、いつの間にか辞書を読み始めてしまってちっとも宿題がはかどらない。
百科事典や図鑑も好きでしたね。

でも、登場人物の辞書の好きさ加減には負けました(笑…当たり前)

それにしても、『辞書』を物語の中心に据えることを思いついた三浦しをんって、すごいなあ。
辞書の特殊性を面白がりながら、人を絡めて物語にする。よく思い付いたなあ。
ほんとに楽しい小説です。辞書好き、言葉好きの方はより楽しめると思います。

文庫になったら買う!
(↑今年は「手元に置きたい」と思える作品にいくつも出会えて、豊作の年でしたね)